Blog記事一覧 > 10月, 2023 | 江戸町整骨院 | 飯田市・下伊那郡で評判の整骨院の記事一覧
- コップを持つのも痛い
- 親指に力が入ると痛い
- 親指を内側に曲げると手首に痛みが走る
- 腱鞘炎の影響で、ボタンを締めたり、スマホの操作をしたりすると痛い
- 洋服を着る時に少しでも指が引っかかっただけで激痛
1つでも当てはまる方は、一度当院までご相談ください!
その痛みや手の痺れ、ドケルバン病かもしれません。
ドケルバン病は、腱鞘炎の一種で、主に手首の付け根に痛みや腫れを引き起こす疾患です。
今回は、ドケルバン病の原因、症状、治療法、対策について解説し、
江戸町整骨院のドケルバン症候群のアプローチ法をご紹介します。
まず「ドケルバン病」という病気の名前を聞いたことがないという人も多いかもしれません。
以前は、美容師さん・ピアニストさんなど一部の職業の人に多い「職業病」とも呼ばれていましたが、
実は最近になって一般の人の罹患が増えています。
ドケルバン病の主な原因
ドケルバン病は、手首や親指の腱・腱鞘に過度なストレスが加わり、炎症を引き起こす症状です。
原因は繰り返しの動作、悪い姿勢、妊娠によるホルモンバランスの乱れなどが挙げられます。
ドケルバン病は手首の付け根にある2本の腱が通る腱鞘が炎症を起こし、痛みや痺れが現れます。
一般的なリスクには、以下のようなものがあります。
・手作業が多い職業(例:事務職、作業員)
・スポーツや趣味で手首を繰り返し使う(例:ゴルフ、テニス、編み物)
・妊娠や更年期によるホルモンバランスの変化
ドケルバン病を発症しやすい人:圧倒的に“女性”が多い。
年齢別にみてみると、発症のピークが2回あるとされています。
ピークその1:妊娠・出産時期:20~30代
・授乳や沐浴で赤ちゃんの頭を支える時など、
親指を広く開く動作を頻繁にすることで、親指に負担がかかる
・妊娠・出産によるホルモンの関与
ピークその2:更年期:50代~60代
・閉経に伴うホルモンバランスの変化
・家事による手の酷使
また、以下のような職業や特徴に当てはまる人が発症しやすいと言われています。
- 料理人・美容師・ピアニスト・テニスプレーヤー・ゴルファーなど、指(特に親指)や手首を酷使する人
ドケルバン病は、手の細かい動きを必要とする・長時間にわたって手首を酷使するような職業の人たちが罹りやすく、「職業病」とも呼ばれています。 - 仕事でパソコンのキーボード操作をよくする人
パソコンのキーボードを打つ時には、意外と親指を使っています。
また、キーボードを打つ角度によっては、手首に負担をかけている場合もあります。 - スマートフォンの操作を片手で行っている人
スマートフォンの画面操作する時、片手でスマートフォンを持って、持った方の親指で操作していませんか?
実は、この何気ない動作も親指や手首に負担をかけています。
簡単!「ドケルバン病」セルフチェック
ドケルバン病セルフチェックには、以下の3つの方法があります。
どの方法でも痛みが増すようであればドケルバン病の疑いがあるので、早めに整形外科を受診しましょう。
※強い痛み・しびれなどを感じたら、すぐにセルフチェックを中止して下さい。
①フィンケルシュタインテスト
- 手を出して、親指を内側に倒す
- 反対の手で、親指を掴み、小指の方へ引っ張る
※引っ張って痛みが増すようならば、「ドケルバン病」の可能性がある
②Eichhoff(アイヒホッフ)テスト
※上記のフィンケルシュタインテスト片手版
- 親指を内側に入れて、握りこぶし(グー)をつくる
- その形のまま、小指側に倒す
※倒して痛みが増すようならば、「ドケルバン病」の可能性がある
③岩原・野末のサイン
- 手首を手のひら側に、できる限り折り曲げる
- 折り曲げた状態で、親指と人差し指の間をできるだけ開く
※開いて痛みが増すようならば、「ドケルバン病」の可能性がある
ドケルバン病がなかなか治らない理由!
ドケルバン病が治らない理由は、痛みが出ている手首だけ治療しているからです。
ドケルバン病の根本的な原因は、実は肩や肘にあります。
肩や肘の筋力や関節の柔軟性が低下することで、手首に不必要な負担がかかり痛みが現れます。
このケースの場合、肘や肩の筋力の強化や体幹(インナーマッスル)を強化することで、
ドケルバン病を改善することができます。
※症状の原因や状態には個人差がります。特定の原因と決めつけるわけではありません。
身体のバランスも重要!
悪い姿勢も関与しています。
長時間の悪い姿勢は、肩や肘の筋力や可動域を低下させ、手首への過剰な負荷がかかります。
自分の姿勢が適切かどうかを確認するために、
鏡の前で一度自分の姿をチェックしてみてください。
そして、人間の身体には、力を適切に分散するためのいくつかのポイントがあり、
これらを「固定点」と呼びます。
たとえば、立っているときの固定点は「足の裏」、座っているときは「足の裏とお尻」。
固定点は、接地面とは別に安定化すべき部位があることが特徴です。
つまり、身体の一部が何らかの面に接している箇所が「固定点」です。
固定点が不安定だと、建物に例えると、基礎や柱が揺れる状態となります。
この揺れが激しい場合、建物全体に大きな負荷がかかり、わずかな衝撃で崩れやすくなります。
このような状況が身体に起こると、不安定な身体を支えるために、
本来使わずに済む筋肉や関節を利用し、動きを補助することになります。
これを身体の「代償動作」と呼びます。
代償動作をなくし、身体の安定性を高めることで、肋骨の上がりや骨盤前傾などの身体のクセが解消されます。
クセが解消されることで、身体に余計な負荷がかからず、
横隔膜や腹直筋っといったインナーマッスルが自然に強化され、あらゆる不調が改善されます。
この代償動作を解消するには、固定点を安定させ、身体のコンディショニングをすることが大切になります。
すぐに取り入れたい、3つのセルフケア
①“手首を返す動作“を避ける
「お鍋のふたのつまみ側を下にして置く動作」
「本をめくる動作」など、ついつい手首を裏返してしまいがちな動作が多くありますが、
できるだけ裏返さないように気を付けましょう。
②親指・手首の負担を軽減する
親指の付け根部分を反対の手のひらで軽くマッサージしてみましょう
(1回あたり30秒前後、1日3回を目安とする)。
また、スマートフォンの片手操作も親指・手首に負担大です。
両手で操作するようにしましょう。
③日ごろから大豆製品(豆腐・納豆・煮豆・みそ等)をバランスよく摂取する
大豆に含まれる「大豆イソフラボン」は、
ドケルバン病の発症を予防する「エストロゲン」と似た作用を持ち、
「植物性エストロゲン」とも呼ばれています。
更年期前後には、積極的に大豆製品を摂取したいです。
ドケルバン病は、手首や親指の過度な使用によって引き起こされる腱鞘炎です。
症状の軽減や予防のためには、適切な休憩や姿勢の維持、ストレッチが大切になります。
江戸町整骨院では、
医学的な観点から患者さんの状態を把握し、専門的かつ効果的な治療を提供しています。
セルフケア指導や健康アドバイスも行っているため、
患者さん自身が自宅で簡単にできるストレッチやエクササイズ、
食生活の改善方法などを提供することで、治療効果を長期的に維持することができます。
江戸町整骨院は質の高い治療を提供しています。
ぜひ一度、お気軽にご相談ください!
体を温める食べ物と冷やす食べ物を見分ける方法
体を温める食べ物と冷やす食べ物の見分け方にはいくつかの法則があります。
育つ環境
寒い地方で取れる食べ物は体を温める傾向にあります!
反対に南国など温かい地方が原産の食べ物は、体を冷やしやすいものが多いです。
迷ったときは原産国や収穫地を参考に選んでみましょう♪
旬の時期
冬が旬のものは体を温め、夏が旬のものは体を冷やしてくれる場合が多いです!
特に夏の旬野菜である、トマトやキュウリ、ナスなどは体を冷やす野菜としても知られています。
「旬の食べ物を食べたほういい」とよく言われますが、体を冷やしたい季節、
体を温めたい季節とそれぞれの旬の食べ物の効果がマッチしていることからも、理にかなっています。
発酵しているかどうか
発酵食品に入っている酵素は、体の新陳代謝を促して体を温めてくれます!
大豆そのものは温める効果も冷やす効果もありませんが、発酵させて納豆や味噌、
醤油などになると温める食べ物へと変わります。
同様に牛乳もチーズになると温める効果が期待できます。
また、日本酒や紹興酒が体を温めるのも、発酵して造るお酒だからです。
色、成分、味
色も見分ける目安になります!
オレンジや黄色の野菜や果物は体を温め、白・緑・紫の食べ物は体を冷やします。
暖色系は体を温め、寒色系は体を冷やします。
ただし、暖色系でも体を冷やすトマトや柿のような例外もあります。
成分では、水分の少ないものやナトリウム(塩)を含むものは体を温め、水分の多いものやカリウムを含むものは体を冷やします。
例えば、大根は冬が旬ですが、体を冷やす食べ物です。水分が多く、色も白に当てはまることから冷やす食べ物と見分けましょう。
味では、塩や醤油を使った塩辛さを感じるものが体を温め、
酢を使った酸っぱさを感じるものや化学調味料を使ったものが体を冷やすということが分かっています。
料理をする時は、素材だけではなく調味料にも気を配りましょう。
加工・精製方法によって変化
大豆が納豆や豆腐になるように、同じ食べ物でも加工や精製方法よって体を冷やす食べ物から温める食べ物に変わるものがいくつかあります。
南国が原産のフルーツはそのままでは体を冷やしやすいですが、
ドライフルーツになると冷やしにくい食べ物になります。
例えば、体を冷やすと言われる柿も干し柿にすると体を温める食べ物に分類されます。
大根も切り干し大根にすると、体を冷やす食べ物ではなくなります。
また砂糖は、原料の生育地域や精製方法によって体への作用が異なります。
北海道で育つ甜菜(ビート・砂糖大根)から作られる甜菜糖は体を温めますが、
沖縄など暑い地域で生育するサトウキビを原料とし、さらに精製された白砂糖は特に体を冷やします。
同じくサトウキビからできている黒砂糖は、未精製でビタミンやミネラルが残っているため、
体を冷やす作用は緩やかといわれています。
朝ごはんをしっかり食べて、生活リズムを整えよう!
朝ごはんを食べると、内臓が活動を始めて、エネルギーを生産してくれます。
そのため、朝から体が活動的になり、体温は上昇します。
朝、時間がない方は、お味噌汁一杯でもいいですし、バータイプや ゼリータイプの栄養補助食品が手軽に栄養補給できておすすめです!
体の組織を作るために不可欠で、血の成分にもなる栄養素。
エネルギーを消費する際に熱を生み出して、体を温めていますが、この熱を作り出すのが筋肉です。
何もしていない時でも生命活動を維持するためにエネルギーを消費(消費される最低限のエネルギーが基礎代謝)していますが、
筋肉がつくと基礎代謝が上がり熱生産される量が増えます。
トレーニングも必要ですが、筋力がつくことで基礎代謝が上がれば、冷えにくい体になっていきます。
逆に筋肉が衰えてしまうと、基礎代謝が下がり、血液の循環も悪くなり体が冷えやすくなってしまうのです。
また必須アミノ酸と呼ばれる体温調節に欠かせない9種類のたんぱく質は、
体内で作ることができないため、食事で補うのが望ましいです。適量をしっかり摂るようにしましょう。
【たんぱく質を多く含む食材】
肉類(赤身肉など脂質の少ないものを推奨)
魚類(するめ、いわし、まぐろ赤身、さば、たらなど)
豆類(豆腐、大豆、納豆、きな粉)、乳製品、卵類
ビタミンE
ビタミンEは末梢の血管を拡張させて血流を整えてくれます。
また抗酸化作用が高く、血液のドロドロ化を防いでくれると言われています。
体の中で作られた熱エネルギーは血液によって全身に運ばれていきますので、血流と体温も密接につながっています。
例えば、気温が0℃の冬でも体温が変わらないのは、
脳が命令を出して血管を収縮させ、熱が奪われないようにしているためです。
【ビタミンEを多く含む食材】
ナッツ類(アーモンド、落花生)
魚類(うなぎ、たらこ、ぶりなど)
野菜(ほうれん草、ブロッコリー、かぼちゃ、モロヘイヤ、赤ピーマンなど)
ビタミンC
ビタミンCは補助的なお助け栄養素として最適で、血液を作る元となる鉄分の吸収を助けてくれます。
またビタミンEは体内に入ると自らが酸化し効力を失ってしまいがちですが、
ビタミンCとあわせて摂ると、それを防いでくれると言われています。
【ビタミンCを多く含む食材】
野菜類(ブロッコリー、キャベツ、パセリ、カリフラワー、れんこんなど)
かんきつ類(レモン、オレンジ、アセロラなど)
ビタミンB群
たんぱく質、糖質、脂質からなる三大栄養素をエネルギーに変えるために必要です!
代謝アップ効果が期待できるので、体を温めることに繋がります。
【ビタミンB群を多く含む食材】
肉類(豚肉、豚レバー、鶏ささみなど)
野菜類(モロヘイヤ、ほうれん草)
ナッツ類(ピーナッツなど)
魚類(うなぎ、まぐろ赤身、かつおなど)
カプサイシン
唐辛子に含まれている辛味成分
辛くて刺激的な唐辛子ですが、このカプサイシンを摂ることで、
脳や脊髄などの神経が刺激され、一時的に血管が拡張・発汗作用が生じます。
そのため体温は上がりますが、これは一時的な話。発汗をすると体温は下がりますし、摂りすぎると胃腸が荒れてしまいます。
たしかにポカポカ食材ですが、自分の目的に応じて取り入れましょう。
血行をよくする食べ物を食べよう!
血行がよくなると、手足の先まで血液が循環し、冷えを予防します。
カカオ
チョコレートやココアに含まれるカカオには、
血管拡張作用があるポリフェノールとテオブロミンという成分が入っています。
また、ココアはホットで飲むことにより、体を温め、
お茶やコーヒーに比べてその効果が持続するといわれています。
たまねぎ
(アリシン)辛味成分であるアリシンには、血流改善効果がある成分に変わります。
この成分は、水に溶けやすいので、玉ねぎの茹で汁をスープにしたり工夫しましょう!
(ケルセチン)ケルセチンには抗酸化力があり、血管拡張を促してくれます。
油との相性が良いため油いためなどの調理法がおすすめです!
体を冷やす食べ物は温めよう!
食べ物の中には体を、冷やす食べ物があることを、知っていましたか?
主に夏野菜に多いです。しかし、温かい食べ物には代謝を上げる働きがあるため、煮る・焼く・蒸すなど温める調理をして、体を温めましょう。
体を冷やす食材きゅうり、トマト、なす、大根
効果的に体を温めたい! 食べ方のコツ
普段から料理に取り入れたい、体を温める食材。さらにポイントを押さえればさらにポカポカ度はアップ!以下のことを意識して、毎日の食事で冷えにくい体を目指しましょう。
基本は、温かい料理で食べること
いくら体を温める食材とはいえ、冷やして食べたり冷たい料理にしたりすると、当然体は冷えてしまいます。
鍋料理をイメージすると分かるように、体を温めたい時は温かい料理にするのが基本。
鍋や煮込み料理、カレー、スープなどに入れて食べるようにしましょう。
とくに水分の多い野菜類は、加熱したり、体を温める他の食材と組み合わせたりして上手に取り入れてみてください。
よく噛んで、ゆっくり食べること
食事をすると、食べ物を消化吸収するためにエネルギーを消費するため、安静にしていても代謝量が増加して体温が上がります。
これを「食事誘発性熱産生」と言いますが、
よく噛んで食べると食事誘発性熱産生はさらに高まり、体が温まりやすくなると言われています。
温め効果を効率よくアップさせるためにも、体を温める食材をよく噛んで食べるように心掛けましょう。
温かい体は、元気とキレイの源!
ただしカプサイシンなどの発汗作用があるもの以外は、栄養素として継続的に摂ることが重要です。
食材を食べるだけで瞬時に体が温まったり、すぐに冷えが改善したりするわけではありませんが、継続は力なり。
毎日の食事に取り入れることで、日常生活から冷えにくい体づくりを意識してみてはいかがでしょうか。
寒い時期の冷えは特につらいです。
食事は毎日のことなので、体への影響は大きいです。
体を温める食べ物と冷やす食べ物を区別して食事に取り入れ、上手に冷え性対策をしていきましょう♪