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テニス肘は聞いたことがありませんか??
テニスをする方で肘を痛めやすいために言われているため、
『テニス肘』
正式には『上腕骨外側上顆炎』と言います!
ものを持ち上げたり、手をひねったりする動作を繰り返すと、
慢性的に肘の外側の骨の出っ張り
『外側上顆』に炎症が引き起こされ、結果として上腕骨外側上顆炎が発症します。
上腕骨外側上顆炎と関連した動作を慢性的に繰り返す状況としては、テニスが代表的!
しかし、実際には、家事を通して同様の動作を繰り返す機会も多く、
テニスをしたことのない主婦に発症することも多いです。
- ものを運ぶ仕事をしている人
- 主婦などで家事をされている人
- 1日中デスクワークをしている人
- 赤ちゃんをだっこが多い方
実際にはテニスの現場より、スポーツ以外の日常の生活において負担をかけて痛みを感じている方の方が多いです。
症状
手首を上に起こしたり、指を伸ばしたりするときに肘の外側に鋭い痛みが走ります。
日常生活動作としては、例えばものをつかんで持ち上げる、タオルや雑巾を絞る、
ペットボトルの蓋を開ける、キーボードを打つ、草引きをする、などの動きで痛みを感じます。
多くは動かしたときの痛みであり、初期には安静時に痛みを感じることはあまりありませんが、
症状が強くなると安静時にも痛みを感じるようになります。
原因と病態
一般的には、①②③の腱が痛めて症状が出ます。
①長橈側手根伸筋:手首(手関節)を伸ばす働きをします。
②短橈側手根伸筋:同様に手首を伸ばす働きをします。
③総指伸筋:指を伸ばす働きをします。
年齢により、増加傾向
40、50代になるとテニス肘(外側上顆炎)は増加すると言われています。
これは退行性変性と言って、年齢を重ねると組織が弱くなるからです。
代表的なものは五十肩が上げられ、これも組織に衰えにより関節に対する負荷が増大して起こる症状の一つです。
人の体は年齢を重ねるにつれ、弾力・柔軟・筋力共に低下傾向にあります。
以前と同じ負担でも20代と40代では関節に対する負荷が違うということ!
しかし、逆を言うと年齢を重ねてもそこを補う体になっていれば、
痛みは感じづらくすることは可能です。
診断
簡単に行える疼痛を誘発する試験で診断し、以下の3つの検査が一般に用いられています。
いずれの検査でも肘外側から前腕にかけての痛みが誘発されたら、テニス肘と診断します。
1. Thomsenテスト
検者は手首(手関節)を曲げるようにして、患者さんには肘を伸ばしたまま検者の力に抵抗して手首(手関節)を伸ばしてもらう。
2. Chairテスト
患者さんに肘を伸ばしたまま手で椅子を持ち上げてもらう。
3. 中指伸展テスト
検者が中指を上から押さえるのに抵抗して、患者さんに肘を伸ばしたまま中指を伸ばしてもらう。
患部への施術
江戸町整骨院では
患部の状態を確認して施術内容を相談させていただきます。
テニス肘は動かすときだけ痛みが強く出る方が多いです。
常に痛みが出ている方は、患部が傷がついて炎症を起こしている可能性があるので
まずは炎症を抑えることを目指します。
アイシングや電気治療を行い、炎症を抑えることで、痛みの緩和が期待できます。
一方、動かすときだけ痛みが出る方は、筋肉が上手く動かせていない可能性があります。
整体で筋肉の硬さを緩め、動きやすくすることで、痛みの緩和が期待できます。
患部外への施術
常に痛みがある方、動かすと痛みが出る方、
どちらの状態の方にも勧めさせていただいているのが、骨盤や姿勢などの歪みの調整です。
痛みが出ているのは肘、「肘の使い過ぎ」が原因です。
しかし、「肘の使われすぎ」が根本の原因である場合が多いです!
例えば、肘の曲げ伸ばしでラケットをスイングする場合、
本来なら肩や手首の位置を調整して肘が一番使いやすい姿勢をとります。
では、肩や手首の動きが悪かったら肘を使いづらい位置で無理に使うことになります。
肩や手首が使えない分、肘が使われすぎてしまうのです!
これが、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)の根本の原因である、「肘の使われすぎ」
肘だけの動きを良くして痛みが緩和しても、
使われすぎる状態が変わらないと、痛みが再発してしまうことが多いです。
骨盤や姿勢などの歪みの調整をすることで、体全体を上手く使いやすくなります。
肘の使われすぎを予防でき、再発防止が期待できます。
肘関節に対する負荷を減らす
・使い方を変える
テニス肘は手首の使い方を変化させることにより、痛みを軽減する効果があります。
手首の負担とは指で行う細かい動作です。
指で握ったり、力を入れたりすると手首の関節から伸筋に対して負担がかかります。
極力、指で力を入れて、物を握る動作などを減らすことが大事です。
・テーピング・サポーターで補助
テーピングやサポータにより、手関節伸筋にかかる負担を減らす。
使わなければ、痛みは出ないと思います。
しっかりとした対処が出来れば、凄く楽になれると思います。
専門的にテープやサポーターをするとより効果は高まります!
筋肉を緩める
痛み=筋肉の緊張
痛みを認識している筋肉やそこの関連する周囲の筋肉をケアして緩めていきます。
緩めるとその場は楽になります。
大前提として、筋肉が硬いから痛みを認識しやすい。
緩める手段として、物理療法機器(ハイボルテージ・超音波)などを使う事により、
鎮静・鎮痛効果もみられます。
筋出力を高める
『関節を支える筋肉を働かせる』
緩めるだけでは、必ず元に戻ってしまうので手関節と肘関節にかかる負担を軽減できなければいけません。
- 骨格の歪み
- インナーマッスルの低下
首や背骨が歪むと、通常の「筋肉の滑走する動き」が失われ、異常運動を繰り返します。
インナーマッスルが低下すると、肩や背骨が支えられなくなります。
生活やスポーツの中で使われる具体的な動作は、パソコンのタイピング、
テニスのバックハンドなど、どちらも手のひらや指を甲側に返す動作
最近では、スマホ操作も原因の一つに挙げられます。
実際にスマホ操作をすると分かると思いますが、手のひらを甲側に返し、
親指側に曲げる動作になることが多いです。
日常生活のふとした動作が痛みにつながってしまうので
痛みが出る前に身体の使い方に気を付けましょう♪